活動報告
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 2018年

京都府警避難訓練 1月18日 京都市宝ヶ池 4頭4名 
 昨年の訓練に参加した京都府警避難訓練である。
 警察も被災し本部機能を移動させると同時に近隣の小学生などを広域避難場所に誘導する訓練である。一方イベント的に警察の活動紹介も行い、その中でともに活動する災害救助犬も加わった。
 広いグランドの中にポツンと置かれた3つのBOXに被災者が残されているのを災害救助犬が探し告知した。子供たちはワァーみつけたと歓声を上げてくれ盛り上がった。その要救助者をヘリで搬送した。
 熊本地震でも現地で帯同して活動した実績もあり、京都府警警備部(広域緊急援助隊)と訓練する機会は多い。
 訓練終了後は、ふれあいを行ったが、子供たちの無邪気な歓声と容赦のない動きに慣れていくことはハードルが高いようだ。現場での喧騒に動じることなく作業に従事することは目指すところで、その一つになればと願う。



  行方不明者捜索 1月8日 神奈川県横須賀市 7頭10名 
 捜索エリア 航空写真  捜索エリア マップ  合同チーム 写真

 7日夕刻、いつものように散策に出かけ戻らないと家族から捜索依頼が入った。携帯の電波反応範囲(イエロー)を警察犬を出して2日間捜索したが手掛かりが得られず、警察から災害救助犬活用のアドバイスもあり依頼に至ったものである。
 8日6時、10名7頭体制で田浦警察に集合し警察の予定範囲(グリーン)サポートを受けて捜索に入った。取付き地点に現地本部を置き、常に現在地、状況報告(A〜G,Zポイント)を交信し警察と情報共有していた。散策に出かける場所は鷹取山へと続く散策路であり、枝道も多く平面的な捜索となった。警察と重複しないように随時チーム分割、合流と臨機応変に対応した。丘陵を切り開いた住宅地の中であり行方不明者が出ることが不可解であるが現実に発生している。
 当初は鷹取山周辺も捜索範囲に入れていたが、携帯電話の電波受信からは離れていた。警察との調整で見逃しがないか受信範囲を徹底的に捜索することにした。
 11時30分まで予定範囲(A〜G,Z)を捜索し、ここには居ないと作業報告をし、それを受けて警察の機動隊は鷹取山に入り昼過ぎに崖下(×)に当該者らしき人を見つけた。
 終了後、警察に呼ばれ署長室で応援への感謝の意を受けた。警察犬とは異なる捜索を行う災害救助犬も平時の捜索に使えることを感じたそうである。発見できなかったにも関わらず、使えると感じたポイントは、チームとして機能し警察の足手纏いにならない、作業の方法が効率的であり信頼できる、作業経過が共有できることなど民間でありながら安心して現場で使えると感じられたそうである。現場に同行していないにもかかわらずそのような判断ができるのは開始から終了までの行動が自己完結できていたと評価されてのことだそうである。
 救助隊が見る災害救助犬の活用ポイントは犬だけではないことを真剣に考えるべきである。現場で特性を活かせるためには犬以外のスキルを上げなければ信頼して要請されることはないように思える。
 また、救助犬は災害時だけでなく、人命救助の観点から動くことに真摯に取り組むべきではないか。たった一人の行方不明者であっても地味な作業であっても、そこに背を向ける救助犬関係者がいるならば社会の期待とは相容れないこととなり存在が問われていくのではないだろうか。