組織連携NEWS&TOPICS
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 組織間に関わる出来事、情報についてDRDNの考え方等を掲載しています。随時更新
 ※客観的な事実関係、事象を踏まえ、自戒も込めて掲載しています。


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■2017.1.4
 1月13日に群馬県と出動協定を締結する。
 いま日本には災害救助犬組織、グループが30以上あり実態が掴みきれない現状で行政が協定に慎重、懐疑的であることは当然である。犬がいるから、名称から、不相応なその実情を行政や救助隊も認識し始めてきている。人命救助に見合う活動ができていなければ、通用しないことを私たちは自覚すべきであろう。
 群馬県とDRDNの協定であるが、DRDNは災害救助犬の窓口として一次的には対応するが、災害となれば形式的な協定とは別次元の対応が求められる。形式ではなく現場、実務からそれに見合った協定というものが考えられていくようになるには、犬を連れて身勝手に行動するようなことは慎み、連携に真摯に向き合う災害救助犬サイドの対応が問われているのではないだろうか。私たちは行政、救助隊が危惧する問題点をクリヤーにしていかなければならない。
 協定は錦の御旗とは考えていない。必要最低限の能力、それは個の能力ではなくチームとして整ってこそ対外的に活動が許されると捉え謙虚に真摯に向き合っていきたい。私たち災害救助犬だけの理屈、犬自慢は通用しない現実を知るべきで、一般社会、行政、救助隊等すべてに信頼してもらわなければ現場活動は成り立っていかない
 ドッグサーチというジャンルが現場で役立つと思われる災害救助犬になるためには、一つの組織では限界がある。また一つの組織が重宝されても意味がない。社会が期待しているのは災害救助犬が現場で連携して人命救助に当たるチームとしての光景ではないだろうか。

■2017.1.1
 災害救助犬が誕生して26年目の年を迎える。
 何のために存在しているのか。育成の時代から真の災害救助犬の活動を定着させていかなくてはならない。私たちが目指しているのは何であるのか。意見が合えば協同で行動する。
 人命救助以外に終着点はない。そのために何をするべきか、当会だけのテーマではなく災害救助犬の未来のために、今年中に行政、救助隊の賛同を得て集約したモデルを示し、そこに向けて進むつもりである。誰とでも協同するが仲良し災害救助犬グループ志向からは脱却する。

■2016.12.5
 ある実動スキルアップ研修会を見学した。
 実働とは行方不明者のいる現場に出向くことであるが、その現場には警察、救助隊がいるはずであり、災害救助犬単体で動くことはない。ならば現場で何が必要かは救助隊とともにいる現場でしか見えてこないものがある。
 災害救助犬独自の訓練には限界があり、無駄になる恐れがある。救助隊と合同で行う訓練から学びスキルアップを図ることが必要ではないか。災害救助犬独自で設定し自画自賛しても現場で通用するのか。救助隊が求めているものは何か。犬がいればよいというのは私たちの思い上がりか、錯覚ではないかと感じている。
 人的なスキルは救助隊の足元にも及ばない。同列で活動できる状況にはないことを踏まえれば、必ず協同することになる警察、消防との訓練から学ぶ姿勢が実働をイメージした訓練になるのではないか。その実行をしてこそ人命救助に向き合うことが証明できるのではないか。犬が…能力が…、災害救助犬が生まれて25年、人命救助を目的とするならば訓練のための訓練から卒業するべきと提案したい。

■2016.10.25
 群馬県消防学校救助隊特別授業として4時間講義した。
 災害救助犬への理解が主旨ではあるが、その前提として災害救助犬業界の現状を知ってもらう必要がある。そのうえでテクニカルな検討が順序であろうと考えた。
 現状はどのように分析するのが妥当であろうか。
 まず、災害救助犬という名称の中に人命救助を目的とした災害救助犬と訓練を楽しむスポーツドッグが混在している。この点は異論がないと思われるが、誰が、どこがという点で意見が分かれると想像できる。それぞれの主張もあるであろう。この点で合意が取れるとは考えにくい。
 私たちで経験してきた基準、行動実績から峻別することにしているが、ハンドラー、サポーターで現場で行動する方々はウエルカムの姿勢である。その前提は必要な訓練を行うことで峻別できると思われる。口先だけの災害救助犬、人命救助から転換しなければならない。
 災害救助犬の連携に努力することを私たちは救助隊に約束した一方で、救助隊にも選別してもらう基準を欧米の例に示した。
 峻別が必要な事由は明瞭である。現場でともに活動できる態勢でなければ人命救助はできないと考え真剣に向き合うためである。実行で災害救助犬の存在を示して行くつもりである。

■2016.10.1
 2016認定審査会捜索審査において、IRO国際審査員を要請した。
 現在、IRO-MRTJなる催しに方向性を見失いかけている救助犬業界でもあるが、IROであっても犬とともに活動する私たちは犬の育成と必要な活動は分離して考え融合させるのは基本である。
 その考え方に基づき、犬に関する判断は、組織、人物を問わず協同していく証としての選択でもある。活動は犬の育成者の意向がすべてではない、犬に特化すべきであること、今後もこうした選択、方針に基づいた取組みが定着していくようにしていきたい。
 犬に関しては、IROの存在は認めている。しかし人命救助活動とIROはイコールではない。その分離ができない状況で冠に影響されるのは方向性が散漫になる。なりふり構わず興味本意で行動することには否定的にならざるを得ない。それは社会の要請であると捉えている。人命救助活動を目的とする方々とはぜひ共有したいと願う。

■2016.9.7
 先般の統一基準作りに関し基本的な方向性を確認、統一基準作りは目指すところらしい。が、アクションプログラムは異なり、個々の思惑が交錯する。その主張である試験、基準づくりが先行することになれば、共有されていない新しい行事がひとつ増えるだけで興味本位の意識が拡散し活動が充実するとは考えにくい。目的意識を共有することがあらゆる取り組みの前提にあると思う。犬界を見ても同様で新しい組織、競技会が拡散するだけで全体的には衰退しているのではないか。いままでの犬界の論理だけで、災害救助犬を捉えるのは人命救助活動を標榜している限り同列には語れない。
 連携の必要性を認識しながらも分散が続く業界の現状の要因がどこにあるのか。そもそも目的が似て非なるものではないのか、そこを整理しないで新たな基準作りは意味を持たない。活動するために必要な取組みのうえに基準、資格を考えていくのが順序ではないのか。
 また、私たちは犬の育成とボランティア、人命救助への取組みは区別して、両輪で組み合わせて行くべきと考えている。そしてNPOとしての社会的立場、使命に叶う、その視点から客観的に考えて行くべきと提言する。
 再度MRTJに対しては、そのものの是非ではなく連携、出動をキャッチフレーズにMRTJを呼び掛けるのは欺瞞のようで活動への障害となり得るのでいま取り組むべきことではない。というのが、過去の出動、広島土砂災害、熊本地震からの現場からの教訓だと感じている。その結果が現われるのは先であるが、災害救助犬活動の分散、衰退する恐れは看過することはできない。また、社会からの信頼が損なわれることを最も危惧し、取り返しがつかないと思われることには声をあげていくべきと考えている。

■2016.8.12
 8/21の群馬県における連携訓練に呼び掛けている団体から不参加の連絡があった。参加できる犬がいないというものであるが災害救助犬に期待している行政からの信頼が揺らぐ恐れがある。連携には肯定的な立場を表明しているからこその呼びかけであるが、実際は裏腹で否定的な行動になるのは、目的、方向がどこにあるのか理解しがたく不可思議である。情緒、好き嫌いで集散する災害救助犬組織であることになりはしないか。
 また、8/21の訓練には15の団体に呼び掛けたが、返答があったのは5団体である。こうした連絡に対する対応にも疑問がある。連絡が取れない、やり取りができない、コミュニケーションが成り立たない関係で連携した取り組みができるとは考えにくい。
 救助犬業界だけの内向きな理屈で進んでいくならば、NPO活動からは切り離すべきではないか。社会からの疑問が指摘される前に自らを見つめ直す厳しい状況にあると私たちには映る。活動を見つめ直すべきだが、いつまでも時間的な猶予が与えられるとは思えない。

■2016.8.4
 有志4名が東京で話し合いを行った。組織連携、認定統一基準という災害救助犬団体の大きなテーマは、2015.2に大枠で合意できていた。その後、交流、合同訓練等を積み重ね順調に進んでいるように思えたが、MRT擬きのイベントに対し意見が分かれ、危惧していた通り組織連携、認定統一の意識はどこかに飛んで行った感になり、この現状には災害救助犬の未来に危機感をもっていたのは私たちだけではなかった。
 実際に熊本地震では連携とは程遠いお粗末な行動として現れ、災害救助犬としての行動規範はないことが露呈してしまった。救助犬ごっこ、ボランティアごっこ、自己満足のためならば、人命救助という目的とは区別してスポーツドッグとして行うべきである。
 こうした現状を踏まえ、自ら唱えた方々が認定統一基準作りへの努力は引き続き行うのか、再確認を行い、確認ができれば、必要な行動規範、項目を作り具体的なアクションプログラムを策定し、着実に実行して行くことにした。当初の合意通りであるが、それができない。まずは意識確認、危機共有しなければ始まらない。ただし、思いつき、興味本位のイベントは向かう方向への意識が拡散することになり、意識共有が整うまでは慎むように願う。
 線香花火的な傾向のある災害救助犬活動の意識を原点に立ち戻るように呼びかけるが、しかし、時間に余裕があるわけではない。社会、行政は許してくれないと感じている。

■2016.8.1
 当会の2016年度方針であるSRM(サーチ、レスキュー&メディカル)連携の具体的取り組みに向けて、スイスレスキューチェーンを参考にしたいが国レベルの実現への道は遠い。
 連携を機能させるためにはICS(インシデントコマンドシステム)の導入が有効であるが、導入には新しい組織?が誕生することになり、縦割り行政枠では抵抗があり壁となる。
 また合同訓練で連携ができているというのは錯覚で、その前の連絡体制、現場での合流、共通用語、指揮系統等々のシステムとしての事前課題の共有、解決なくして合同訓練の成果が現場で生かせるかは疑問である。
 具体的な取り組みには、個からチームへ活動する意識変革する必要がある。そしてチームは役割分担で連携する、その連携は実現可能で有機的なものでなくてはならない。
 あるエリアでは縦割りの体制を堅持しつつ横串を差すイメージで連携モデル作りすることを検討している。大局的な視点で目的への手段、方法の知恵を出し合い、謙虚に向き合うように提案していくが、災害救助犬とは、人命救助とは、NPO活動とは、について改めて考え確認してみたい。また、社会への責任をどのように受け止めているのか。
 目的の異なる集団の連携は無意味である。いま日本で機能するスタイルを具現化するために積極的な行政、警察、消防、DMAT、学界と共に2地域でモデル作りに力を注ぎたい。
※2地域については、各機関での準備調整段階のため具体的記述はできません。

■2016.7.10
 スイスITWの報告会が行われた。1週間の研修プログラムの詳細な内容よりも欧米における犬との関わり、文化の違いを強く感じ、今の私たちに必要なものは専門的なテクニカル面の習得よりも基礎にある、というのが報告者の主旨であった。
 また活動における考え方、取組みは学ぶべきものが多い。犬を連れての個々の行動は現場サイドでは実務的評価にはならず、災害救助犬認知の障害になることから自制すべきであろう。

■2015.5.21
 5/21-28 世界各国の救助犬に関わる人々が集まる「国際救助犬週間」がスイスで開催され、3名が参加する。世界の救助犬活動の事例を学び、情報交換、交流が進んでいくことを期待している。
 私たちだけが発展、進化することは望んではいない。私たちだけでは人命救助の期待に応えるには力不足であるから、この機会に得た情報、知識、技術は救助犬関係者に還元して、共に進化して行きたいと願っている。

■2016.5.15
 組織連携に関して、なぜ反対を唱える人がいないのに前に進みにくいのであろうか。
 組織間の事情が優先して実りある連携にはなりにくいのが現状ではないだろうか。そもそも目的が異なるのではないだろうか。テクニカルな面は訓練で補って行けるが、根底的に必要な目的、方針、具体的取り組み方を再確認したうえで個別の課題に取り組むようにしなければスローガンだけで形骸化すると感じる。少なくとも組織内では方向性を確認して取り組むべきが連携を実現させる道だと考える。個人の思いや考え方と組織の方が異なる場合はいずれを優先するのか。余りにも個人的な言動が強く取りまとめられないのが現状あることと、地元密着の少人数組織が多く、大局的な方向性は見つけ出しにくいのが実情であるように思える。
 それぞれの立ち位置が異なっていれば、この先ズレは大きくなるのではないか。
 NPOとして社会が寛容であるうちに修正を行うべきと考える。
 できなければ、目的達成のためには有志連合を模索することも視野に入れなければならないことになる。

■2016.5.13
 MRTに関するセミナー?が開催されたようだが、日本におけるIROび存在、その中のMRTの存在が今求められているものなのか。少なくとも実働をベースに位置付けられているとは考えにくい。
 私たちは、実働に対してやらなければならないことは何か。連携という言葉の持つ目的を考えれば組織の思惑、個人の感覚で動くことは避けるべきとの立場である。
 熊本地震での教訓は何もなかったのか。今後に備え共有するべきことはないのか。
 もっと厳しく自己を律して災害救助犬活動を見つめ直すべきと提案する。

■2016.4.20
 熊本地震の出動現場において、連携をしていく意思を確認できたのは新たに4団体あった。大きな災害を目の当たりにして必要性を実感したものだと思われる。連携スローガンだけでなく実務的に連携できる体制づくりを取り組んでいかなければならない。
 しかし、この出動において、同じ現場で行動を共にしていながら、総括にかなりの乖離がある。なぜ乖離が生まれるのか。目的が異なるということか。
 組織の事情を優先せずに、本来の目的に特化する災害救助犬になりたいものである。
 災害救助犬ごっこ、ボランティイアごっこからは脱皮しなければ未来はないと実感し、具体的な課題を議論できる機会で提案したい。
 災害時には意識せざるを得ないが平時は忘れがちである。どのようなことから行っていくのか、実務的な訓練で共有して課題にチャレンジすることを提案する。

■2016.3.26
 議 題:①救助犬に対する理念、②組織連携方針、取組み ③IROのMRT競技会について
 出席者:12名(RDTA,JRDA,DRDN)▼質問、■回答(提案者RDTA)
 場 所:東京渋谷区ビジョナリーアーツ(14:00~20:00)
 概 要:①②については参加者に議論はなく、連携が必要で目指していくことは一致した。取組みについては具体的議論はせず、③の提案議題に入った。
■多くの人が集うことで連携に向かうきっかけとなるイベントと考えている。これには多くの協力がなくてはできないので理解をいただきたい。
▼協力が必要という前提というのならば企画の段階で相談するのが順序というのものではないか。既に要項が決まっており参加の確認としか思えない。また、なぜIROのMRTなのか、なぜ競技会なのか。実情に照らして目的に合理性は見えない。興味だけで救助犬活動はできないし、広報、基盤づくりは別の形で行えばどうか。新しいイベントが生まれるだけで連携に寄与するとは考えにくい。連携というのは実働における連携と解釈している。交流とは区別するべきである。打ち上げ花火に終わり継続的な活動には結びつかないと考える。本来の資格条件を外し節度なく寄せ集め人集めで行えば災害救助犬の評価は落ち、今までの実績は水泡となるリスクを過小評価してはいないか。組織拡散し続ける日本の災害救助犬の歴史、教訓に学ぶべきである。連携に必要なことを優先づけして、必要ならば開催することも吝かではない。例えば連絡体制、やるべきことの確認さえできていない現状で、興味本位にイベント勧誘は場当たり的で方向性を見失うことになる。日本の災害救助犬活動をまとめることに寄与するとするならば、日本の現状に照らして今回のイベントを含めパッケージでビジョンを示してもらいたい。
■現企画に固執することなく、できるだけ多くの人の意見を取り入れてより良いものにしていく。
▼中身の是非ではない。個人の思惑ではなく日本の実情を冷静に分析して道筋を示してもらいたい。開催ありきで細かな修正でお茶を濁すことには連携が違う方向に向かう恐れがある。アレンジをして原型を変えていく柔軟な対応が可能ならば、今日の意見も含め開催見直しをIROに逆提案してもらえないか。
■ダメもとで提案します。
※結論は出なかったが、この議論を踏まえ新しい提案があるものと思われる。
 今回の集まりでは提案者と参加者の相違は鮮明で開催か否かであった。
 連携のテーブルで議論するのならば、イベントの是非以前の問題と捉えている。リセットしてテーブルに乗せることは無論排除はしない。
 本来の議論は提案があり、議論して集約するのが会議の目的であるはずが、結論ありきでは無意味であり、そのようなスタンスで物事を進めていくことは連携議論では避けなければならない。
 IRO加盟団体が故の制限があるならば、今後日本の統一基準作りの障害となる可能性がある。寛容でフラットな姿勢で議論したいと願う。というのが提案者以外の感想であった。
※テープ再生による要約

■2016.2.21
 連携、統一基準を各団体で考察する中
で、2/19,IROが主催する実動試験であるMRTというものが提案され、担当者間で話し合いが行われました。結論は出さず、一つの提案として提案者からレクチャーを受け、より多くの参加者で議論する機会を設けることにしました。
 3月26日(土)行うことで調整しています。
 ※IRO,MRTの説明は省きます。


■2016.2.18
 昨年5月のスイスレドッグセミナーを受け、昨年末にレドッグからインターナショナル救助犬ウィークへの招待がありました。
 5月22日~28日までスイスジュネーブにて各国の救助犬に関する報告やセミナーが予定されています。現在、JRDA1名、DRDN3名が連携して参加する予定です。
 帰国後には災害救助犬関係者に向けて報告できるようにする予定です。


■2016.2.6
 台湾南部の地震は皮肉にも連携を考える良い機会となったと考えています。始まったばかりの組織連携を最中に起こった災害対応での連携課題が試された気がします。連携という言葉にどのように向き合うのか、日本における災害救助犬活動をどのように結実させていくのか、基本的な姿勢について真剣に議論を深めていかなくてはならないと改めて感じます。


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